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アルミ素材の劣化と風化。と同時にヘリサートを再検証してみる。

 投稿者:natch2  投稿日:2016年 5月11日(水)22時43分36秒
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  エンジン、ヘッドブロック・シリンダブロック辺りのアルミ素材が、32年の風雪に耐えきれ

ず、劣化しているようだ。殊に高熱に常にさらされるシリンダブロックに関しては、意外なほど

に脆さが露呈してきている。規定以上のトルクを掛けずとも、あるいは、ボルトの着脱あるいは

増し締めを大して意識していないボルトのメス部分が、せん断破壊を起こしているのだ。

現在のところ、ボルト締め付け不足による、ガスケット、オイルシール辺りからの、オイルの滲

みなどは一切ない。現在の1番の懸念は、先日も報告した通り、ヘッドカバー2本のカムシャ

フトのOリングの劣化による、オイルの滲みであるが、いまだにヘッドの分解はせず、オイルス

トップリークを用いて、Oリングに原液をかけたり、エンジンオイルに添加して、やや症状は落

ち着かせている。ゆくゆくは、ヘッドあたりの総点検をしようとは思っているのだが、現在は、

エンジン下部にオイルが垂れるようなことは一切なく、エンジンメカニカルノイズも新車のごと

く、全く違和感なし。セルモーターはいろいろあの後もあり、都合3回のコイル巻き直しと、ピ

ニオンギアの新調で、快調そのもの。、ほぼワンクランキングの始動を繰り返している。


さあ、シリンダブロックあたりのアルミ素材の劣化にどう対処するかだが、エンジン駆動に直接

かかわる程の劣化ではなく、目下のところ、ボルトの雌ねじ部分の脆弱化をどうするかである。

それによって、締め付けトルクの不足によるエンジン破壊、プレッシャー不足、オイル漏れ等が

引き出されるわけで、一般的に考えれば、ヘリサートキットをそろえて、M6、の雌穴に対して、

M7のばか穴をあけて、M8でタッピング。ヘリカルコイルをぶち込み、元のM6に仕立て上げ

るわけだが、そんなヘリサート処理がベストの対応かが非常に疑問に思えてきたのである。

何のことはない、何で、ヘリカルコイルを介して、一気にM6をM8まであげなければならないの

か? M8に近い穴をあけておいて、なぜ、M6ボルトをわざわざ使用するのか?


 結論は簡単、M8に近い穴をあけるなら、ヘリカルカコイルなどをわざわざ介さずに、

M7仕上げにグレードアップしてやれば、M6に比べて、すべての面、せん断応力にしても引っ張

りにしても捻じりにしても、格段に強度アップが可能なはず。ボルト1本100円もしない。

ということで、タップ&ダイスセットを、早速購入。40ピースセットを手に入れた。

エンジンのタップと言えば、まずアルミ素材。

ステンも鋼材も相手ではないし、ましてや脆くなっているアルミ材。

何も高い本格的なものでなくても、メイドインチャイナで、全く問題がない。


 だが、今回そのボルトが、前方カムシャフトを貫通するM6X50mmのボルトであったためシャフ

トの鋼材もタッピングの対象になったが、問題なく削れてくれた。

その雌が、完全にせん断破壊していたのだ。

ねじ切れるほど締め付けた記憶が全くない。親指と人差し指で軽く回ってしまい、ヘッド締め付

けの用を全く成していないのだ。ボルトの山にアルミのコイルがしっかり巻き付いている。

点火プラグに最も近い場所であるということも起因しているのだろうか。

以前にヘリサートでもしたかのようだ。だが私の車は、32年前にわたくしが新車で買って、

業者に一度でも触らせたことがないので、増し締めの際にせん断したのだろうと推測できる。

つまり新車時と比べて、格段に脆くなっているところに、同じ径のボルトを突っ込んでも、

元の強度にはならないということである。

さらに、FTに使われているボルトの多様さ異様さに、今回は驚かされることになる。

ふだん、6角レンチで作業するものにとっっては、ボルトの頭で、区別しているので、

10mmの頭に、M6と、M7  M6のボルト径に、8mmと10mmの頭。

正直わけわからなくなりました。ボルト専門の商店のオヤジさんが、首ひねってました。


クランクカバーを締め付けている多くの、頭8mmのボルトは、ずうっとM5だとばっかり思って

いたのですが、頭だけ小径で、みんなM6だったという驚きです。

そしてヘッドには、あたま10mmのM6であるはずのボルトの数本が、明らかに太いM7だった

という驚き。

長年、分解までして触っている諸先輩方には、周知の事実なのでしょうか?

ちょっと不思議空間に投げ込まれた感じでした。

今回の結論、完全にせん断破壊を起こしているのはM6x50の1本だけでした。

ヘッドカバーに8mmのばか穴をあけて、せん断破壊を起こしたメス部分に7mmのタップを刻む。

いとも簡単にタップが切れてしまうということが脆さを露呈している。

ぐりっぐりっと、軟さが手に伝わってきて心もとないくらいだ。

今回留意したのは、もともとの雌部分は、ボルトの長さに対して、最低5mm以上のマージンが取

られているということ。使われていない劣化していないその部分を利用して、壊れる前に強度を

増してやる。このボルトに関しては、60mmのボルトを55mmほどに長さを削って調整。

他の部分は、とりあえず、ネジ屋さんに10mmステップのねじしかないので、

10mm上げて5mm近くをワッシャーで、対処する。あとでその分をグラインダーで削ってや

ればいいので、別に問題はない。今回はトライトライ。

ただ深さノギスを使って、深さを正確に測り、穴底をボルトで突かないこと。

ネジ山が一瞬ですっとびますよ。

今回、せん断破壊したM6の雌穴を、M7仕様にグレードアップすることで、わざわざヘリサート

などという余計なものを使わずに、ヘッドカバーを確実に固定することに成功しました。






 
 
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